2019-02-08から1日間の記事一覧
第七十二回 『 切火』島木赤彦 (大正四年)<選歌8首>(全263首より) 女一人(ひとり)唄うたふなる島踊りをどりひそまり月の下に 椿の蔭をんな音なく来りけり白き布団を乾(ほ)しにけるかも バナナの茎やはらかければ音もなし鉈(なた)をうち女なりけ…
第七十二回 『 切火』島木赤彦 (大正四年)<選歌8首>(全263首より) 女一人(ひとり)唄うたふなる島踊りをどりひそまり月の下に 椿の蔭をんな音なく来りけり白き布団を乾(ほ)しにけるかも バナナの茎やはらかければ音もなし鉈(なた)をうち女なりけ…