Karikomu

「かりこむ」は、八雁短歌会員を基とした短歌を学ぶ場です。

本日の一首

 仰ぎつつ歩みをとどむ夕ぞらはいまだも青きひかりながらふ 

   阿木津英『黄鳥』砂子屋書房(2014)p151

 

 当たり前の事、普遍的な事、それを見つける為に、感じ、感じ、感じ取る事。そして、木を彫り形が現れる如く、言葉で五感の感ずるところを内奥から表に出だす。それが「表現」なのだと、私は思い続け、この歌を上げる。