2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧
斉藤政夫氏の散文詩『はね橋』への感想 斉藤氏の文章は、美しい。御本人は「散文詩」と称しているが、これは「小説」に値する「流れ」がある。以前、あるいは、昔、吉本ばなな氏がインタビューで、「小説家に必要なものは『正確さ』」だと述べられていた意味…
はね橋 2020-12-02 | 詩 いつもより早く目が覚めた。体中の毛が全部、白く変わっていた。もう、その時なのだ。聞いてはいたが、やはり……、そうか。仕方ない、行かねばなるまい。これで、一切の苦が、体の痛み・こわばり、心の奥の不安・焦燥・沈鬱がことごと…