Karikomu

「かりこむ」は、八雁短歌会員を基とした短歌を学ぶ場です。

2022-02-15から1日間の記事一覧

本日の一首 ー 永田和宏

あの胸が岬のように遠かった。畜生! いつまでおれの少年 『メビウスの地平』(2020)現代短歌社 本所には置行堀(おいてけぼり)のあるといふ置いてけとなぜ叫ばなかった 岬に立つのがもう似合はない年齢になつたのだらう海も見なくて 『置行堀』(2021) 現…