Karikomu

「かりこむ」は、八雁短歌会員を基とした短歌を学ぶ場です。

本日の一首 ー 阿木津英「釋迢空」について①

 短歌において、「歌のもつ響きの骨格」、すなわち、「形式」は重要である。十人いれば十人十色では駄目である。上手な噺家のしゃべりは素人のしゃべりとは異なる。これは、「歌」なので、最終的には、「耳の問題」である。近代になってから、「形式と内容」の問題ー内容と形式の分離ーが出てきた。現代は、内容主義(政治詠、社会詠等)なので、耳による学びが難しくなってきている。しかし、その耳から学ぶ様に心掛け、それが獲得出来ると、「核」といったものが備わって来る。

<引用・参考文献>

阿木津英『アララギの釋迢空』(2021) 砂子屋書房

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*当面の間、月曜日・木曜日を目処とした週二回の更新になります。何卒宜しくお願い申し上げます。

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